ウッディーな外観が魅力的なログハウスや輸入住宅。
そんなログハウスですが、その名の通り「完全木造」の住宅ですので、火事のリスク回避のため、「防火地域」と「準防火地域」の指定に引っかかる場合が少なくありません。
とくに都市部など家同士が密集しているエリアでは、火事があった際に、近隣の住宅に火が燃え移らないように、ログハウスのような「燃える木材」で家を作ることに制限をかかているということです。
防火地区未指定なら建築可能
結論から言うと、たとえ都心部であっても、防火地区未指定ならログハウスの建築は可能になります。
ただし、周囲の住人の心情にも配慮するというそれ相応の対応が必要になってきます。
たとえば、大雨が降った際に備え雨樋をつけたり、大雪に備え雪止めをつけたりといった配慮ですね。
ただ、近隣住人の一番の心配は「ログハウスって素材が燃えやすいから、火事になった時に、こっちに延焼してしまうんじゃないか」ってことだと思いますが、当然防火性についてはメーカー側も品質改良に努めていますし、その他のどの家だって完全な耐火建築物というわけではない以上火元になる可能性はあるわけなので、ログハウスが近くにあると火事の時に不安だと過剰に反応する必要はないかと思います。
ログハウスはメンテナンス費が高いので注意が必要
意外に思われる方も多いと思いますが、せっかくログハウスの豪邸を建てたのに、数年後売りに出される事例が結構多いと聞きます。
本当のところ事実関係はどうなのでしょうか?
暖炉付き豪邸のログハウスを売りに出す理由を見てみると、メンテナンスが大変で持管理コストが想像以上に大きかったため手放したという意見が結構多いようです。
ログハウスは外壁、内壁共に汚れやすい傾向にありますし、雨漏りのリスクも高く、建具の建てつけや塗装など、メンテナンスに関しては一般住宅より多く発生する傾向が高いためです。
そのため、お金に十分な余裕がある資金力のある方でないと、長年住み続けることは難しいのではないかと思います。
また虫が苦手な人はログハウスには不向きといえますし、冬は寒く夏は暑いため、そこが気になる人もまたログハウスには不向きといえます。
ただし、どれもログハウスを建てるのであれば、どれも想定内の出来事であるため、ログハウスに住んでいる多くの人が売りたがっているというのは違う気がします。
ログハウスを手放そうと考えている方は、こちらに家を少しでも高く売る方法についてわかりやすくまとめているので、参考にしてもらえたらと思います。