売れない家はどうやって売ればいいのか

「売れない家はどうやって売ればいいのか」

少しでも早く家を売りたい人がほとんどでしょうから、この「家が売れない」問題というのは、不動産売却の中でも最大の問題といっても過言ではありません。

事実、数日で買い手が見つかる家がある一方で、何か月たっても買い手が見つからない家もまた存在します。

そもそもなぜ「売れない家」と「売れる家」に二分されるのでしょうか。

ここでは、「売れない家」の特徴を洗い出したうえで、どうやったら売れるようになるのかの対処法について、書いてみたいと思います。

欲しい条件を一つも満たしていない家は売れません

家を買ってもらうには、家が欲しい人の希望を一定レベル満たしてあげる必要があります。

例えば、『最寄り駅(電車)徒歩10分以内の3LDKのマンション。価格は2000万円以内』を希望する人に、『最寄り駅から車で15分のところにある5LDKの戸建て(2階建て)。価格3000万円」の物件は売れませんからね。

ミスマッチというやつです。

家探しをしている人の欲しい条件を一つも満たしていない家は売れようがありません。

ただし、家が欲しい人の希望を満たしてあげることはそれほど難しいことではありません。

何故なら、家を買いたいと思っている人達の数も数え切れないほどいるので、その中の誰かの希望はある程度満たしている可能性は高いと推察することができるからです。

例えば「どのような物件が買い手に人気があるのか」具体的に見ていきましょう。

立地の希望を満たしている物件は売れやすい

立地で中古物件を探している人は多いです。

ひとくちに立地といっても様々で、

  • 最寄駅から徒歩圏内かどうか
  • 子供を通わせたい教育施設にほど近い距離かどうか
  • 近くにスーパーやホームセンターがあるか

などなど。

最近は子供の教育環境のために住居を探している親御さんも多いため、「希望の幼児教室に通える範囲内か」「希望の小学校の校区内の住居かどうか」なども家の売れ方に大きく影響すると言われています。

逆に言うと、希望の立地を満たしていれば、その他の条件を満たしていなくても、短期間で売れるケースも多くみられるため、「ウチは田舎だし売りに出しても売れないんじゃないだろうか・・・」と不必要に思い悩まず、まずは「売りに出してみる」「査定してもらう」という”フットワークの軽さ”が大事になってくると思います。

※関連記事:家を高く売るためにまずすべきこととは?

万人受けする間取りの家は売れやすい

最近は価値観も多様化していますが、それでも4人家族向けの住宅というのは売れやすいと言われています。

「夫」
「妻」
「長男(長女)」
「次男(次女)」

の4人家族を想定した間取りの家が人気ということです。

なので、3LDK や4LDKの間取りは需要が高く比較的売れやすいと言われています。

そういう意味では、個性的で少数の需要しか見込めない、いわゆる「クセの強い注文住宅」などは一般的ではないという意味で売れにくいということになります。

売り出し価格が妥当か

私たちが思っている以上に「家の売り出し価格」は大事です。

私たちは家が1円でも高く売れればうれしいですが、よほど魅力的な物件出ない限り割高な家を買う人はいません。

なので、割高な価格設定の家はいつまでたっても売れないということになります。

「売り手」と「買い手」の双方の希望をギリギリで満たす価格が、最も妥当な「家の売り出し価格」ということになります。

この価格付けが可能な「経験豊富な不動産会社」を探し出すのが家を高く売るための大きなポイントになってきます。

※重要記事:経験豊富な不動産会社の探し方

適正価格でまずは売りに出すことが大事

ここまで、売れる家と売れない家の違いについてみてきました。

結論ですが、売れない家は売るためには、「ここだけはゆずれない!」という買い手の条件を満たしてやること。

とはいっても、「立地」や「間取り」や「築年数」などは変えようがないため、変更可能なパラメーターをあらためて見直すことが大事になってくると言えるでしょう。

例えば、売り出し価格が相場よりも高すぎることが原因で売れ残っている可能性も考えられるので、価格を相応なレベルに再調整して売り出すことで、いきなり売れるケースも考えられます。

それから、家を買いたい人はたくさんいるため、それこそどんな人がどの条件を気に入って家を買ってくれるかは、家を売りに出してみないとわかりません。

そのためにも、まずは家の売却を手伝ってくれる不動産会社を選定し、適正価格で売りに出してみることが大事になってきます。

家を売るときの参考にしてみてください。