老朽化した家屋を取り壊して更地にすると税金が高くなります!【注意】

「そろそろこの家も売りに出そうかな」

「子供との同居」や「遠方への引越し」など、きっかけは様々ですが、長く住んだ家の処分を考えるときに慎重になるべきなのが、更地にするかどうかの判断です。

  • 築30年以上になるし、こんな古い家だと買い手がつかないだろう
  • かなり老朽介しているので、地震があったときの倒壊が不安だ
  • 雨漏りもするし天井裏にネズミが走る音が聞こえるので、取り壊した方がいいだろう

大事なことなので結論から言いますが、家を取り壊して更地にすると税金がかなり高くなります。

固定資産税ですね。

更地の場合、上物の家がある場合と比べ、実に3倍~5倍も高い固定資産税が課されることになります。
※詳細は、直近の法律を元に役所や不動産会社にご確認ください。

現在住んでもない家のために、通常の5倍近くの固定資産税を払うなんて、いくら何でもバカげています。

そのため、特別な理由がある場合を除き、家を取り壊さないままの状態で不動産会社に売却を任せるのが良いでしょう。

家や土地はすぐに売れるとは限らない

老朽化した家屋を取り壊して更地にすると税金が高くなります!すぐに更地にすべきでない理由の1つに、「家や土地がすぐに売れるとは限らない」ということがあります。

特に地方ののどかな田舎にある物件だと、中々買い手が見つからないこともザラにあります。

つまり、早々と更地にしてしまったのに、物件が中々売れないということになると、通常よりも高い固定資産税を何度も払わなければならない状態になってしまう危険性もあるのです。

そのため、更地にするかどうかは、家を売りに出した後、不動産業者とも相談しながら決めるというので全然遅くないと思うわけです。

居住用でない「小屋」を立てても固定資産税は安くならない

ちなみに、一度更地にした後、高い固定資産税の事実に直面し、簡易的な小屋のような小さな建物(上物)を立てたとしても、家が建っていたころのような安い固定資産税には戻りません。

なぜかというと、あくまでも居住用の「住宅」ということでの特例なので、居住用途ではない「小屋のような簡易的な建物」を立てたとしても、税金は元の金額には戻らないということです。

地方自治体に無償で貸せば、固定資産税は免除なの?

固定資産税を安くすることだけを考えれば、市に更地を無償で貸し出すことで、固定資産税は免除なるといわれています。

ですが、その更地に利用価値があると判断されなければ、タダであっても地方公共団体が借りてくれる保証はありません。

ロケーションが駅近くなどであれば、「駐輪場」や「公園」として借りてくれる可能性はありますが、買い手が中々つかない田舎の更地であれば、市が借りてくれる可能性は低いとみておいた方がいいでしょう。

「地方自治体に無償で貸せば固定資産税が免除になる」という理由だけで、今の家を取り壊し更地にするのは現実的な選択肢ではないといえます。

まずは更地にする前に不動産会社に査定してもらうことが大事

更地の節税を考えると、「駐車場などの雑種地」や「更地を耕して畑にする」にするなどの選択肢も考えられますが、家を高く売ることが目的なのであれば、更地にする前に、まずは「物件全体を高く売る」ために、下記にご紹介している「不動産一括査定」サービスを利用することを強くお勧めします。

  1. 不動産売却一括査定「イエウール」

    イエウール

    イエウールは大手の不動産一括査定サイトで、提携している不動産会社の数は日本国内で900社以上になります。

    イエウールに登録することで、有名な大手不動産会社から、地元密着系の不動産会社まで、最大6社に一括査定依頼ができます。

    登録も一分足らずで、パソコンでもスマホでも簡単に登録可能です。
    査定額は不動産会社によってばらつきがあり、業者間で500万円の差が出る場合もあるので使わないわけにはいきませんよね。

    不動産は私たちにとって大きな資産です。
    マンションなど不動産売却で損しないためにも、イエウールの不動産一括査定サービスの利用をお勧めします。

    不動産売却一括査定「イエウール」の公式サイトへ

  2. イエイ不動産売却査定

    イエイ不動産売却査定

    サービス利用者からの顧客満足度が97%を誇る不動産一括査定サービスのパイオニアである「イエイ」。

    提携している不動産会社も大手から地域密着系の会社まで全国1,000社を超えており、査定依頼も必要最低限の入力でシンプルで最大6社から査定がもらえます。不動産一括査定サイトをいくつか利用する場合、候補の1つに必ず入れておくべきサービスの1つになります。

    「イエイ不動産売却査定」の公式サイトへ

  3. 不動産査定「リビンマッチ」

    不動産査定「リビンマッチ」

    サービス開始からのトータル査定件数がなんと10万件を突破しているという、不動産売却一括査定サイトの「リビンマッチ」。

    「リビンマッチ」では最大6社の不動産会社からの査定をもらえます。

    査定額は業者間で10%程度開きがあることもあるため、他の不動産一括査定サイトで査定をもらった後で合っても、この「リビンマッチ」でもアイミツを取ってみると、より納得のできる高額査定をもらえる可能性も高まります。

    不動産査定「リビンマッチ」の公式サイトへ

  4. 不動産一括査定「リガイド」

    リガイド

    不動産一括査定「リガイド」は、株式会社ウェイブダッシュが提供しているサービスです。

    「リガイド」(旧SBIライフリビング)の特徴としては、その前身のサービスをトータルすると、10年以上サービス運営しているサービスなので利用者からの信頼度は高いことが挙げられます。

    一括査定依頼の方法も、他の一括査定サービスとほとんど同じなので、マンション、戸建てなど不動産査定の際には、「リガイド」もぜひ活用してみてください。
    もちろん、サービス利用額は他のサービス同様「無料」です。

    「リガイド」の公式サイトへ

まとめると、老朽化した家屋を取り壊して更地にすると税金が高くなるので、明確な理由なしに、安易に更地にするのは辞めたほうが良いです。

更地にするか、上物を残すかの判断も含め、上記の不動産一括査定サービスで、物件を高く売ってくれる不動産会社を見つけることが、家を高くスピーディーに売るためには重要なポイントになってきます。