一人暮らしするために、どのぐらいの広さの部屋が一般的なのでしょうか?
広ければ広いほど快適になりますが、部屋の広さに比例して家賃も高くなりますからね。
選択肢として「1R」「1K」か「1DK」か「1LDK」いずれの間取りにするかで悩んでいる人が多いようです。
ちなみに
- 1R(ワンルーム)→部屋とキッチンが分かれていない部屋
- 1K(ワンケー)→部屋とキッチンがそれぞれ独立している部屋
- 1DK(ワンディーケー)→1Kに比べてキッチンが広いタイプの部屋
- 1LDK(ワンエルディーケー)→部屋とリビング付き台所とキッチンが独立してある部屋
ですね。
ここでは、単身一人暮らしの人の部屋の間取りの考え方についてまとめてみました。
部屋の間取りよりも現在の収入をベースに物件を選ぶ
住みたい部屋の間取りや広さを考える前に、まずは予算の上限を決めることが大事になってきます。
毎月定額の給与収入があるサラリーマンであれば、「給料の3分の1程度」を上限に考えておくと良いでしょう。
例えば、
- 月収15万円の場合・・・家賃が月5万円以内の物件
- 月収21万円の場合・・・家賃が月7万円以内の物件
- 月収30万円の場合・・・家賃が月10万円以内の物件
- 月収51万円の場合・・・家賃が月17万円以内の物件
こんな感じで自分の現在の給与をベースに予算の上限を決めるのが第一ステップになります。
月収の半分位の家賃のマンションに住んでる人をたまに見かけますが、その人は毎月出ていく家賃の高さで生活が苦しくなり、貯金を食いつぶしキャッシングに手を出して、毎月借金が増え続けている有様だと聞きます。
こうしたことは見栄を張りやすいタイプの人に多いですが、日常生活を苦しくしてしまうような物件を借りることは絶対に辞めておいた方が良いです。
これは雇用条件が安定している正社員の場合の話ですが、雇用条件がそれほど安定しているわけではない、派遣社員やパートタイム労働者、バイトで働いている人は、先々の安定した収入確保の予測が立てにくいこともあると思うので、その場合は、現在の月収の4分の1を家賃の上限に設定するなど、日常生活を送るのに支障ないレベルの賃料におさえましょう。
一人暮らしの間取りの目安はこんな感じ
このように、まず予算を決めたうえで、物件を選ぶことが大事になるのですが、東京や大阪など都市部と、九州・四国や東北など地方の物件では、当然同じ間取り・広さでも家賃が全く異なってくるので注意が必要です。
このようにいろんなケースがあると思うので、一概には言えませんが代表的なモデルケースを書いてみたいと思います。
- 新卒でサラリーマンなりたての東京在住の単身者・・・1K
- 新卒でサラリーマンなりたての福岡在住の単身者・・・1LDK
- 33歳で社会人10年目の愛媛在住の単身者・・・2DK
- 43歳で日雇い労働で生計を立てている大阪在住の単身者・・・1K
- 45歳で大手上場企業に勤めている本部長で横浜在住の単身者・・・2DK
いずれもモデルケースですが、現在の月収をベースに部屋を決めていて、結果的に部屋の広さが決まるというのが基本的な流れです。
いい部屋に住むことが、モチベーションアップにつながり、将来的に会社での昇進に良い影響をもたらすという考え方も理解できないではないですが、生活が困窮して借金に手を出してしまうという最悪の状況に陥らないように、収入に応じた部屋に住むことをおすすめしたいです。
広々と部屋を使いたいのであれば、家具の使用スペースを減らそう
お金の面から、思っていたよりも狭い間取りの部屋に住むことになってしまう人も多いと思います。
その場合、部屋に置く家具を小さなサイズにしたり、量を減らすことで、使えるスペースを最大限広く活用しましょう。
「断捨離」
「ミニマリスト」
って言葉も流行っていますが、物を持ちすぎないでシンプルな生活をすることで、家賃を抑える効果も期待できるということになります。