タワーマンションはデメリットも多い

高層階から見下ろす眺望、主要駅近くにそびえたつランドマーク的な存在であるタワーマンションは、そこに住んでいるだけで周りから羨望の目で見られること間違いなしでしょう。

ただし、タワーマンションに実際住んでみると、デメリットやガッカリ感を感じることが意外と少なくないことを、覚えておいた方が良いでしょう。

実際に、富裕層でタワーマンションの高層階を購入後、ほどなく売却してしまう人も少なからずいらっしゃるようです。

一生に一番大きな買い物である不動産の中でも、特に高価な物件であるタワーマンションのデメリットについてみていきましょう。

タワマンの高層階は揺れるので特に酔いやすい

確かにタワーマンションは、高層の構造上、地震に耐えうるように耐震構造(免震構造、制震構造)を盛り込んでいます。

このタワーマンションの柔構造は、地震が起きた場合でも、柳の木のように揺れをしなやかに保ち、地震エネルギーを吸収することが狙いです。

しかしこのことが原因で、最上階に近づけば近づくほど、船酔いのようなすさまじい揺れ方をします。
そしてこの揺れは、地震の時だけではなく強風が吹いたときにも、柳のようにしなるように揺れるため、揺れを感じること日が想像以上だと感じている人が多いそうです。

乗り物酔いしやすい人にはわかると思いますが、船酔いの苦しみは地獄です。
せっかく高いお金を出してタワーマンションの高層階を手に入れたのに、ストレスを解消するどころか、家が揺れるたびに憂鬱な気持ちになってしまっては、元も子もありません。

本来くつろげる場所であるはずの住まいで、このようなストレスを感じ続けると、鬱病など精神的な病にもかかりやすくなってしまいます。

タワーマンションの高層階を購入するぐらいですから、お金に余裕のある人を中心に、購入して間もないタワーマンションに見切りを付けて売りに出すケースも少なくないそうです。

もし購入後、揺れなどの不快感でどうしてもタワーマンションに住み続けることが難しいなと感じたら、マンションを売るということも一つの選択肢だということを覚えておいてください。

タワマンのその他のデメリットと購入の前にすべきこと

タワーマンション購入前に、同じような高さで構造も似ているタワー型マンションに賃貸で短期間でも住んでみて、住み心地を確かめてみるというのも、判断材料が増えるという意味で良いと思います。

タワー型マンションに実際に短期間住んでみて

  • 不眠症が続く
  • 倦怠感が続く
  • めまいがひどい
  • 自律神経失調症と病院で診断された
  • 乗り物酔いしていると感じる日が少なくない

と感じたら、購入するのに慎重になった方がいいかもしれません。

高層階になると、数億する部屋も多いですし高い買い物ですからね。

そして、残念ながら購入したタワー型マンションを売りに出す場合ですが、せっかく高いお金を払って購入したタワーマンションですし、少しでも高く売却して、お金を少しでも多く取り戻すことが大事になってきます。

※参考記事:タワーマンションを高く売るためにもっとも必要なこと