家やマンションなど、住宅を購入するとき、現金一括払いできる人などほとんどいないでしょう。
大きな買い物ですし、ほとんどの人は金融機関などで「住宅ローン」を組むことになると思います。
そこで必要になってくるのが、「連帯保証人」です。
連帯保証人とは、主たる債務者と連帯して債務を負担することを約束した保証人のことで、仮に主たる債務者が弁済期に返済できなかった場合は、直ちに全ての債務について返済する責任を負う立場に立たされます。
「連帯保証人」という言葉にあまりいいイメージを持っていない人も多いと思いますが、まさにその通りで、
- 人になってもらうように頼むべきではないし
- 人から頼まれても断るべき
であると思います。
これは、無二の親友であったり身内であっても同じことだと思います。
連帯保証人になってしまったことで、多額の債務を負わされて、自殺に追い込まれた連帯保証人は数多くいます。
「でも住宅ローンって連帯保証人がいなければ借りられないんでしょ?」
「住宅ローンも組まずにどうやって住宅を購入すればいいの?」
という人に対して、連帯保証人に代わる制度も用意されています。
それが、保証会社を利用して住宅ローンを組む方法です。
保証会社を保証人にすることで住宅ローンが借りられる
確かに、住宅ローンを借りる場合、連帯保証人を立てなければならないのが一般的ではあります。
しかし実態としては、連帯保証人を依頼することも、連帯保証人になることも、はばかられる傾向が強いこともあり、保証会社に保証人になってもらうケースが増えてきています。
保証会社というのは、簡単に行ってしまうと、お金を払って保証人になってもらえる会社のことを言います。
保証人は頼む側も頼まれる側もお互いに気を遣いますし、煩わしいものです。
そうしたわずらわしさから解放されるだけでも、この保証会社にはメリットと存在価値があると思っています。
ちなみに、保証会社に依頼する際の保証料(手数料)ですが、「ローン会社がどこなのか」「ローンの借入額がいくらなのか」「ローン返済までの期間はどのぐらいなのか」によっても異なってきますが、ざっくりと3000万程度の住宅ローンを借りると数十万の保証料が必要になってくるようです。
結論としては、住宅ローンの連帯保証人は、絶対にならない!
そしてもし連帯保証人になってもらえないか?と頼まれた場合は、はっきりと断ったうえで、この保証会社などの連帯保証に代わる制度を紹介するのが良いでしょう。