アパートとマンションの違いって何だろうと疑問に思ったことはありませんか?
親元を離れて一人暮らしを始めたいと心に決めると、まずは家を借りることから始めることになります。
- CHINTAI
- アパマンショップ
- SUUMOマガジン(賃貸版)
- 住宅ジャーナル
- いい部屋ネット
- 住SEE
- あさひかわ住宅情報タック
- 住まいル
- 京都ライフ
などの週刊、月刊の賃貸雑誌を購入して(無料のフリーペーパーもあるが)予算に合わせて自分の住みたいエリア内の興味のある物件をチェックしていくと思います。
そうした雑誌を見ていくと、賃貸物件の中に「アパート」「マンション」と記載があり、写真を見比べてみても同じような建物に見えるので、この2つは何が違うのだろうという感想をもつ人も多いと思います。
アパートとマンションの一番の違いは材質の違い
アパートとマンションの一番の違いは材質の違いになります。
まずマンションですが、
- 鉄骨:S
- 鉄筋コンクリート:RC
- 鉄骨鉄筋コンクリート:SRC
といった材質で作られている建物になります。
つまり、これらの材質を使って建てられた建物であれば「マンション」と名乗れるということです。
そして一般的に、マンションは3階建て以上の建物とされています。
特徴としては、エレベーターがついていたり、数百戸(何百世帯が住んでいる)の戸数のものもあったり、湾岸エリアやみなとみらいエリアなどのタワーマンションに代表されるような超高層のものも含まれます。
次にアパートですが、
- 木造(木造モルタル)
- 軽量鉄骨
といった材質で作られている建物になります。
つまり、これらの材質を使って建てられた建物が「アパート」と呼ばれているということになります。
そして一般的に、アパートは2階建てまでの建物とされています。
アパートの特徴としては、アパート名に「○○コーポ」や「△△ハイツ」といった名称が多いですね。
アパートに比べてマンションの方が、防音性も高いとされており、オートロック完備のところが多く、共益費を含めた家賃も高く設定されている場合が多いです。
こうしてみると、マンションの方がアパートよりも、丈夫にできており、安全にかつ快適に住めそうな印象が確かにします。
ただし、これは思いこみで錯覚である可能性が少なくないので注意が必要です。
名前で決めずに、実際に物件をじっくり見て決めよう!
マンションだからという理由で、部屋を数分間見ただけで、賃貸契約する人が多いようです。
ただし、後々後悔したくないのであれば、契約する前にじっくりと下見を行って下さい。
先ほどお話しした通り、マンションは鉄筋や鉄骨で作られている建造物でした。
ただし、逆に言えば、それを満たしていさえすればマンションと名乗れるため、中には天井が薄くて上の住人の足音がうるさかったり、壁の素材が木造で出来ているため、隣の住人の声やテレビの音などが筒抜けだったりで、全く快適でないマンションも数多く存在します。
そうしたマンションを避けるためにも、事前にじっくりと下見をしておくことはとても大事になってきます。
物件下見のポイントは、隣や真上の階の住人が帰宅していそうな夜遅い時間帯ができれば望ましいでしょう。
下見で完全に防音性などを知ることは不可能ですが、消去法によって選択肢を減らすことは十分可能になると思います。
また、マンションにしろアパートにしろ、築何年たっているのかなど、物件の新しさ、古さでも、住環境が全く異なってきます。
結論としては、アパートとマンションの違いは、「どんな素材で造られているのか」「何階建てか」といったポイントで区分けされてはいるものの、その名称だけで住環境の快適さが一律保証されるものではないことを覚えておくと良いと思います。
ちなみに、アメリカなど海外では、マンションは豪邸というイメージが強いですが、上述の通り、日本では、アパートとマンションにそこまでのイメージ上の大きな違いはありません。
日本のマンションの多くは、アメリカ人から見るとアパートメントにカテゴライズされてしまうと思います。