住まいの購入は、多くの人にとって人生で一番高い買い物になるので、じっくり慎重に選ぶべきでしょう。

ですが、新築マンションの購入の場合、物件の実物を見ずに購入を決断しなければいけない場合が多いです。

なぜかというと、まだ実物が建築中の段階で売り出しが開始されるケースが大半だからです。

ただし、完成前だからといって資料だけ見て何千万円もする新築マンションを購入するのは、リスクが高いため、モデルルームがあるということになります。

モデルルームは、建築前や建築中のマンション物件をより具体的にイメージしてもらうことを目的として建てられたもので、マンション建設地の近くや住宅展示場などに建てられる実物大の住宅モデル(見本)になります。

モデルルームの最大のメリットは、実物が見られない中、「より実物に近い住宅見本を見ることができる」ということにつきます。

本来であれば、マンションが完成してから、その実物を内覧して、吟味したうえで購入に踏み切ることができればいいのですが、人気のある新築マンションは、売り出しと同時に売り切れてしまうものが多く、購入希望者が多すぎて抽選会を行う物件もあるほどです。

そのため、新築マンションを購入する際は、実物の完成を待たずに、実物を見ないで買うケースも頻繁にあります。

その場合は、モデルルームを見て立地などを総合的に勘案したうえで、新築マンションを購入することになります。

実物を見て購入したいのであれば、中古マンションの購入がおすすめ

どうしても、実物を見てマンションを購入したいのであれば、優良な中古マンションも選択肢にいれると良いでしょう。

中古マンションであれば、良い条件の物件であっても購入する前に事前に思う存分内覧することができます。

ただ、新築マンションを購入するのであれば、実物がまだ完成していないため、モデルルームだけ見て購入に至るのは仕方がないことだと考えましょう。